廃タイヤ油化事業tire
廃タイヤ油化事業
エバークリーンでは、廃タイヤ油化テストプラントを立上げ、安全性向上のための装置改善や付加価値向上に向けた技術改良に10年以上前から取り組んできました。現在でも廃タイヤのリサイクル率は90%以上とされ、約60%程度が石炭等の代替燃料としてサーマルリサイクル(熱利用)されています。当社のタイヤ油化には、以下のような強みが有ります。
・熱分解油化(燃やさない)処理によるダイオキシン発生ゼロ
・タイヤチップより広がる用途(再生油で幅広く活用)
・カーボン再原料化や転用の可能性追求(CO2削減)
・金属分の回収徹底(燃焼効率向上、残渣抑制でエコな社会へ)
エバークリーンの廃タイヤ油化は、よりサステナブルな事業としてこれまで以上に地球環境の保全・エコ社会に貢献できると自負しております。
SDGsにつながる取り組み
タイヤオイルは、そのままでもタイヤチップより用途の幅広い代替燃料(リサイクル燃料)として利用可能ですが、追加の蒸留処理により軽質油を分離することで、私たちは更に幅広い資源の有効活用が提案可能です。当社では既に再生重油を多くのお客様にリサイクル燃料として利用頂いておりますが、蒸留後タイヤオイルについてはほぼ同様の利用が可能であり、リサイクル事業の成功に不可欠な安定的な販路が既に確立できております。
また、蒸留後軽質油を発電に用いることで、更に汎用性の高い「電気エネルギー」へと高付加価値化を進めております。カーボンについても、既に熱回収による有効利用は可能ですが、タイヤの原材料(マテリアルリサイクル)としての有効利用を追求して参ります。
これらの各生成物を徹底的に有効活用していくことは、私たちがずっと追い求めてきた循環型社会の形成・拡充へとつながり、付加価値を高めるとともに環境コストを抑制できるケミカルリサイクルの成功例として、グローバルな取り組みへと育んで様々なSDGsの取組に対し、私たちエバークリーンは貢献をして参ります。
施設紹介
薄膜蒸留装置